フコイダン(フコダイン)健康堂

くだもの・肉・魚介類の残留農薬落とし方

くだものの残留農薬の落とし方

ご家庭でぜひためしてみてくださいね!
くだものの表面や表皮の下は残留農薬やダイオキシンがたまりやすいので注意しましょう。

いちご

病害虫によわいので、農薬の使用が多く、表面がでこぼこで洗いにくいので要注意。
流水に5分つける、その後ザルにいれたまま5回ほどふり洗い。ヘタは、洗ってからとるとよい。 

りんご

水洗い。スポンジをつかい、流水で30秒こする。
かならず、皮はむく。切ったリンゴは塩水へ。
(酸化防止+果肉にしみこんだ農薬を引き出す)

レモン

水洗い。スポンジをつかい、5回ほどこする。
皮をむく。絞り汁でつかうのが理想。

グレープフルーツ

水洗いして、スプーンですくって食べる。

みかん

表面をきれいにみせるワックスをつかっている可能性があるので、脱脂綿やティッシュペーパーに焼酎などのアルコールをふくませて表面をふくと安心。

メロン

もったいないけど、皮をあつく残して食べると安心。

バナナ

皮をむいたら、軸から1センチほど切り落としてから食べる。
バナナは、お尻(花つき部)よりも頭の部分が危険。

さくらんぼ

皮ごと食べるので、しっかり水洗い。
ボウルに水を流しいれながら、10分ぐらいつけておく。
そのあと、ふり洗いを5回ほど。とくに輸入ものはていねいに。

ぶとう

ボウルに水を流しながらブドウの房を10分ほどつけておく。
そのあと、ザルで5回ほどふり洗い。大粒のものは手で皮をむいて皮はなるべく口にいれない。小粒のものは、皮ごと口の中でかまないこと。

痛みやすいのでゴシゴシあらわない。流水でそっとなでるように洗う。

殺虫剤をたくさんつかうくだものなので注意。
30秒ほど流水で洗い、皮を厚めにむくこと。

お肉の残留農薬の落とし方

抗菌性物質、女性ホルモン、有機塩素系の農薬、ダイオキシンなどがふくまれる場合があります。
とくに、牛、豚、鳥の肉部や肝臓、脂肪部分は注意しましょう。

牛肉

◆脂身をのぞく
脂身はていねいにカットする

◆ゆでる
湯通ししたり、薄切り、細切り、角切りなどにしてさっとゆでる。

◆アクとり
シチューやカレーなどは、煮ながら、浮いてくるアクをとる。

◆下味をつける
調味液やタレなどの肉をつけて下味をつける。
調味液やタレ、ミソなどに10分くらいつけて、いったん液やミソをすてて、軽く肉のタレをとってから新しい調味液やタレなどにつけなおす。

◆しゃぶしゃぶでたべる
うすく切った肉をつける湯やタレは食べている途中でもとりかえるのがベスト。

◆ミソづけ
ミソづけの肉をやくときは、つけたミソをいったんとりのぞくのがポイント。 

豚肉

◆脂身をのぞく
脂身はていねいにカットする。

◆水からゆでて、アクをとる
なるべく薄く切り、水からゆでてアクをとる

◆調味液につける
つけ汁の一部をとって2倍にうすめ、中に豚肉を10分くらいつけて、肉をとり、つけ汁はすてる。肉の汁気をふきとり、ふたたびつけ汁につける。

◆ミソづけ、粕づけ
豚肉をミソにつけたり、酒かすにつける。

鶏肉

◆脂身をのぞく
脂身はていねいにカットする。

◆ナナメそぎ切りにしてつけ汁を替える
てりやき、から揚げなど下味をつけるときは、鶏肉をナナメそぎ切りにして下味のつけ汁を2倍にうすめたものに10分くらいつける。つけ汁はいったん捨てあたらしいつけ汁につけかえる。

◆蒸す
料理にもよりますが、蒸すことでも化学汚染物質は減らせます。蒸し皿にたまった汁はすてる。

ひき肉

◆湯とおしする
こし器やザルにいれて、さっと湯とおししてつかう

レバー

◆黄色い脂肪をとる
黄色い脂肪部分は手でとりのぞく

◆血ぬきをする
うすい塩水にしばらくつけ、もみ洗いしてから3回ぐらいすすぐ。

◆調味液につける
しょうが醤油などにつけこんで、下味をつける。
※牛乳は汚染物質を引き出す力はないので、におい消しで牛乳をつかうなら、しょうゆにつけた後に、つけましょう。

魚介類の残留農薬の落とし方

魚介類には、有機水銀、有機スズ化合物、抗菌性物質、塩素系化学物質(農薬、PCBなど)、ダイオキシンがたまりやすいものがあります。魚の頭や腹わた、脂肪分に注意。

◆頭とエラ、ワタはおとす

◆腹の中までよく洗う
魚をおろしたあと、ヌメリや血などを落して、腹の中をきれいにします。

◆水煮や湯こぼしをする
いちど、水煮やゆこぼし(熱湯をかける)をして、脂肪をおとしてから、調理にはいる。

◆調味液やミソ、酒粕につける
下ごしらえで、いちど調味液につけ、5分ほどおいたら取り出し、ふたたび新しい調味液につけたり、煮付けにしたり。また、みそづけ、粕づけにして1日位おいて、ミソや酒粕をよく落してから焼く。

◆酢洗いする
したごしらえの段階で、ほぼ2倍にうすめた酢に魚をくぐらせます。3分かけて、ゆっくりする。

◆砂ぬき
アサリは塩水、シジミは真水につけて、一晩おく。
 
◆水洗い
貝の殻はよごれているので、殻つきの場合は水を流しながら、手にとってこすりあわせて洗う。
むき身の場合は、ザルにいれ、塩少々をふってボウルにためて水の中でふり洗い。

◆湯とおし
アオヤギなどを刺身にする場合、ザルにいれてサッと熱湯にとおします。すぐに冷水につけて冷まし水気をきる。

◆ダイコンおろし洗い
カキの場合は塩水で洗う人がいますが、ダイコンおろし洗いが効果的です。
あさり、シジミにも応用できます。
たっぷりのダイコンおろしの中にカキのむき身を入れてまぜます。次にカキをザルにとり、ボウルの中に水を流しいれながら、2~3回ふり洗いすると汚れたダイコンおろしが落せます。

◆酢の物にする
貝料理の中でもっとも安心なのは、酢の物です。
下ごしらえの段階で割り酢(2倍に薄めた酢)で酢洗いしてから、本格的に酢の物をつくります。のこった割り酢はのまない。

参考;「家庭でできる食品添加物・農薬を落す方法 
~食材の選び方、下ごしらえ、食べ方の工夫まで~」