フコイダン(フコダイン)

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お客様とお電話でお話する際、ご家族のお世話をしていて
「なにか私にできることはないでしょうか」というご相談をよくお受けいたします。

治療の際によくでてしまう副作用といっしょにその対策をいくつかご紹介します。
簡単にご家族やまわりの方ができることを集めましたので、ぜひご参考にされて
くださいね。 
           >> 化学療法による副作用とその対策
           >> 放射線療法による副作用とその対策
 化学療法による 副作用
 
化学療法は、全身療法です。投与された薬物が吸収されてからだ全体にいきわたるため、
副作用もからだ全体にあわられます。

抗がん剤はがん細胞をこうげきするだけではなく、正常細胞もこうげきしてしまうからです。
(詳しくは がん治療について(化学療法の部分) についてをどうぞ)

どの症状も苦しいのですが、患者さん自身がどのような副作用をより苦痛にかんじるか
調べた海外の研究結果があります。(下図)

抗がん剤の種類や使用する抗がん剤によって副作用の出方がことなりますが、
あからじめどのような副作用がでるのか医師や看護士に相談しておくと対処もしやすくなります。
 ▼ 化学療法における患者さんからみた苦痛度の順位
 嘔吐(おうと)  睡眠不足
 悪心(おしん) 10  家族に与える影響
 脱毛 11  仕事ができないあせり
 治療に対する不安 12  心のよりどころの求め
 治療時間の長さ 13  不安と緊張感
 注射に対する不快感 14  抑うつ感
 呼吸 15  体重減少
 全身のだるさ
 
 化学療法におけるおもな副作用と対策
ここでは、よくあらわれることの多い副作用についてみていきます。
また、私たち家族にもできる、副作用で苦しむ患者さんのためにできることを紹介していきます。
なにかひとつでも患者さんの苦しみをやわらげることができれば、と願っています。
 嘔吐・悪心(おしん)
 
 「むかむかする、嘔吐する」症状は、中枢神経にある「吐き気をもよおす受容体」を
 抗がん剤が刺激するために嘔吐・悪心がでるようです。

 吐き気はシスプラチン(小細胞肺がん・卵巣がん・睾丸腫瘍・胃がん・食道がん・
 頭頸部がんなどにつかわれる抗がん剤)に対し、つよくあらわれます。
 最近開発された制吐剤をつかうことでだいぶおさえられるようになってきました。

 嘔吐・悪心は、抗がん剤投与して、短時間であらわれることが多いのですが
 嘔吐・悪心を体験したつらさを思い出して、抗がん剤を投与する前から副作用が
 現れることがあります。
 また、投与後24時間から5日間くらい副作用が続く場合もあります。

 嘔吐・悪心(おしん)への対策

 制吐剤を投与してもらうことです。また、吐いてもいいように吐物を入れる容器や
 ティッシュ、うがいをするためのコップを準備して緊張をやわらげる工夫をすることです。

 食事は薬剤投与後の2時間半まえから投与後3〜4時間は食べないようにしましょう。
 治療がおわったら、栄養は考えず、一口でも食べられるものがよいでしょう。

 嘔吐したときには、くだものやスポーツドリンクなどをとるようにしましょう。
 いちど嘔吐したことがあると、食べることへの恐怖心をもってしまうことがあるので、
 食事についてつぎのようなことをこころがけてあげるといいと思います。
 
  冷たくてくちあたりがよく、飲み込みやすいもの
    (ヨーグルト、プリン、卵豆腐、など) 
  においの少ない食品をえらぶ、味付けはうすめにする
  食事の量をへらして、品数をふやす
  あたたかいものと冷たいものをいっしょに食べない

 口内炎
 
 抗がん剤が直接の原因で口内炎が発生する場合は、投与後2〜10日で
 あらわれます。また、白血球が減少し、細菌に感染しやすくなったために
 口内炎が発生することもあります。

 口内炎への対策
 
 まずは禁煙することです。(喫煙者の方)

 歯ブラシで粘膜をしげきしないよう、メンボウなどで歯みがきをするといいようです。
 また、口のなかを清潔にうがい薬などでうがいをすることもおすすめです。
 また、国立がんセンター中央病院栄養課でだしている「口内炎食」を紹介しますので、
 ぜひ参考にしてみてください。

  食べやすい食品・・・アイスクリーム、プリン、ババロア、卵豆腐
                茶碗蒸し、冷奴、たたき、そぼろあんからめ
                完熟バナナミルクシェイク など
  食べにくい食品・・・・大根おろし、キウイ、メロン、青りんご、
                青いバナナ など
 
 白血球の減少
 
 抗がん剤投与後、5〜14日程度で白血球減少があらわれます。
 薬剤の種類によっては、3週間後にくらいにゆっくりあらわれることがあります。
 白血球減少があわられることを予測して、感染をおこさないように予防することが
 大切です。状態によっては、とくべつな病室(クリーンルームや無菌室)に隔離
 されてすごさなければならないこともあります。

 白血球の減少への対策
 
 虫歯や痔など、身体の感染症がある部分は治療して治しておくようにします。
 皮膚を清潔にすることが大切なので、入浴やシャワーなどで毎日身体を洗います。
 それが無理なときは、陰部やでん部はあらうようにしましょう。

 脱毛

 抗がん剤投与開始後、3週間ほどで脱毛が始まります。
 急に多くの毛がぬけるのでわかっていてもとても強いショックを受けます。
 ただ、脱毛は一時的で治療終了後1〜2ヶ月で再生がはじまり、3〜6ヶ月で
 ほとんど回復しますが、髪質は前よりやや細めになることが多いようです。

 脱毛への対策
 
 前もって、かつらを準備しておくといいと思います。また、どうせ抜けるのだからと、
 短く切ったり剃ったりする方もいらっしゃいます。治療中に頭をひやし、
 脱毛を防ぐ方法をとることもありますが、完全に予防することはできません。

 洗髪は、いつもあらっている方法でおこなえばいいのですが、ツメをたてて洗って
 頭皮をきづつけないように注意します。刺激のつよいシャンプーやリンスは
 使わないようにしましょう。

 髪をとかすと抜けてしまうと心配し、とかさない方もおられますが、髪がもつれて
 しまうので、やわらかいブラシで整えましょう。また、眉毛もぬけやすくなります。

 かつらの貸し出しをしてくれる機関を紹介します。
    夏目雅子  「ひまわり基金」 

 放射線療法による 副作用
 
副作用には、治療終了後すぐに現われるものと、半年あるいは数年たってから現われるものが
あります。ここでは治療後すぐにあらわれる副作用についてみていきます。
1.全身的な副作用

全身的な副作用には、つかれやすい、食欲がなくなる、白血球減少、貧血、血小板減少、
皮膚の変化などがあります。


2.治療部位に発生する可能性がある副作用

この副作用は一時的な症状で、治療終了後、大半は治療前の状態にもどります。
放射線の部位によってあらわれる副作用が変わります。


 頭部  放射線で脳がむくむので、頭痛、耳痛、めまい、脱毛
 頭皮が赤くなる、吐き気、嘔吐など
 口腔・頸部  口・のどの粘膜炎のために、飲み込みにくさ、
 飲み込むときの痛み、声がかれることがある。
 口が渇く、味覚がかわることもある。
 肺  食道が照射部位にはいっていると、食道炎のため、
 飲み込みにくくなったり、飲み込むときの痛みがある。
 まれに、放射線肺炎の発生で、せき・発熱・息切れが
 治療終了後1〜3ヶ月にでることも。
 乳房・胸壁  食道炎による飲み込みにくさ、飲み込むときの痛み、
 肺炎によるせき、発熱、息切れ。
 腹部・骨盤  胃、腸が照射されると吐き気・嘔吐・腹痛・下痢。
 膀胱が照射されると、頻尿・排尿困難がでることも。
 放射線療法におけるおもな副作用の対策
放射線療法による副作用への対策は、症状が出てから対処するより、
前もって予防的に対策をしておくほうが、副作用による症状をおさえることができるようです。
なにかひとつでも患者さんの苦しみをやわらげることができれば、と願っています。
 全身のだるさ・食欲不振・吐き気・嘔吐・めまい・頭重感など
 
 ・一時的なものであること
 ・食欲不振のときには、食べたいときに食べたいものを食べる
 ・安静にしている
 ・必要なときには、制吐剤や鎮痛剤をだしてもらう

 皮膚炎

 ・照射部位をこすったり、ばんそうこうやしっぷ、せっけん、かみそりはつかわない
 ・衣類はやわらかいものをつかい、締め付けるようなものは着ない
 ・入浴は短時間で汗をながす程度にする
 ・シッカロールや鉱物がはいっている軟膏は放射線を乱反射するのでぬらない
 ・皮膚炎やかゆみが強いときには、軟膏を処方してもらう

 脱毛
 
 ・20〜30グレイ照射すると脱毛がおきるが、治療が終了したあと
  3ヶ月くらいで毛髪がはえてくる。
  (グレイ・・放射線の吸収線量の新しい国際単位。電離放射線により
  照射された物質1キログラムあたりの吸収エネルギーが1ジュールの
  ときの吸収線量を1グレイという)

 ・治療中や治療後7〜10日間はくしはブラシを使用しない
 ・洗髪は、治療直前や直後はなるべく洗わない。シャンプーは使わず
  ぬるま湯で洗い流すようにする。
 ・脱毛しているときには、あたまを保護するためにもスカーフやぼうしをつかう。

 口内炎
 
 ・照射後、冷水や氷で口の中をひやすうがい薬のエレースをいれた水を製氷皿で
  固め、いっかいに3〜5個の氷を一日5回程度口の中にふくむ。
  口のなかでとけた氷はのんでもよい。
 ・放射線照射開始時から、ハチアズレ、エレースなどのうがい薬で、
 1日4〜5回うがいをする。また、口の中にうがい薬をきりふきで噴射。
 ・歯ブラシで粘膜をしげきしないよう、メンボウなどで歯みがきをする。

 
 食事の工夫
 
 ・酸味や濃い味のものは粘膜を刺激して痛みを増すので薄味にする
 ・甘みをおおくする
 ・香辛料や熱いものは粘膜を刺激するので避ける
 ・食物はこまかく刻んだり、ミキサーでつぶしたり、よく煮込むなど調理法を工夫する
 ・おかゆやスープ、シチューなど半流動食または流動食にする
 ・エンシュアリキッド(高カロリー・高栄養の液体でバニラなどの味付。
              処方してもらい薬局で購入できる)
  などにより、栄養の補助をする

 食道炎
 
 ・食事の工夫
 ・のり、わかめなど粘膜にくっつきやすい食品はつかわない
 ・よくかんで、少しずつ食べるようにする

 胃炎(吐き気・嘔吐)

 ・食事のくふう
 ・消化がよく、刺激のすくなく、カロリーの高いものを少しずつわけて食べるようにする
 ・吐き気、嘔吐したときは、口の中をきれいにして、氷やレモン水などをふくみ、
  患者さんがさわやかに感じられるようにする

 腸炎
 
 ・食事のくふう
 ・水分を補給して、脱水をふせぐ
 ・脂肪をおおくふくむ食品をさけ、食物繊維がすくなく、刺激が少なく、
  消化・吸収のよいもおをとるようにする
 ・下痢がつづいているときには、肛門のまわりが清潔になるよう、ウォシュレットなどで
  あらう。ないときは、やわらかいタオルをぬるま湯にひたし、こすらないようにして
  肛門のまわりをあらう

 膀胱炎
 
 ・水分をおおくとり、十分尿がでるようにする
 ・照射前に排尿しておくようにする
 ・陰部をせいけつにする


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